HAMASHUKU KURABITO

 

10/13(土)気持ちのよい秋晴れの中、4回目となるアートスペース見学が行われました。

 

これまでは福岡のアートスペースを見学してきましたが、今回は佐賀・鹿島にあるアートスペース「HAMASHUKU KURABITO」へお邪魔しました。

 

お話ししていただいたのは、オーナーの川崎泰史さん

美術家として創作活動を行う傍、佐賀の銘酒『鍋島』で知られる富久千代酒造の蔵人(くらびと)として働いています。

 

「HAMASHUKU KURABITO」は、制作スタジオとカフェを運営しているスペースです。

富久千代酒造が様々なサポートをおこなっているそうですが、
運営形態にはノータッチなので、内部の細かな部分(ロゴの作成・備品選びなど)は
川崎さん自らおこない、またイベントの企画などもされています。

スペース立ち上げの経緯や富久千代酒造との関係性などお話しいただきました。

 

 

 

 

川崎さんは、スペースのメインはスタジオ(制作を行う場所)と考えており、
飲食の運営は気軽に行なっているといいます。

営業時間もありますが、自分の仕事を優先させることもあるそうです。

「自分のスペースなので自分でルールを決めていく。それは美術家にしかできないこと」

「お客さんの欲望を超えていくものがアートであり、スペースに来たお客さんの欲求を満たすためにがんばる必要はなく、
アーティストとしての立場での接客や経営の仕方があるのではないかと考えている。それが長く続けるためのモチベーション」

と、お話しされているのが印象的でした。

 

 

 

そのほか、川崎さんのアーティストとしてのこれまでの経緯や制作について、
スペースのギャラリー機能、場を持つことのモチベーションなど
アーティストが運営するスペースならではの考え方を聞くことができ、大変興味深かったです。

 

 

参加者の方からも、「運営の仕方がユニーク」「自分のカラーを映し出すことの信念を感じた」
「芸術をビジネスと捉えていることに興味を持った」など様々なご感想をいただきました。

スペースを運営していく上でのひとつの事例として、いいヒントになればと思います。

 

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はやいもので、全5回のアートスペース見学も、次の「アートスペース貘」で最後回です。

「アートスペース貘」では、元村正信 展『抗い結晶するわたしたちの』の展示が開催されています。
当日はアーティストご自身による作品解説もあります。

この機会にぜひご参加ください。

詳細はこちら https://sma.art.saga-u.ac.jp/artspace20181110/